後の後

短冊切りされた映像、四方に亀裂が走り、いまにも割れそうな音声の破片。文化が、ジャーの中で無秩序に、しかしはっきりとした感触を持って蠢いている。

「これ吸い込むと、ハイィィなるる……イイ……」

文化に篭絡された者達が、ジャーを少しずつ、しかし確実に枯らしていく。枯れてしまったジャーからは、甘い枯れ草の香りが漂っている。

生活を続ければ破滅が訪れる、その事実から目を背けながら、彼らは消費を続けている。在りし日の文脈のようなその姿は、彼らの粘り気を表現しているようにも見える。

さて、彼らの中にも文化はあるのだろうか。